日ごとに春めく今日この頃。春は出会いと別れの季節ですが、ひだぶんにも1つの別れがありました。

それは、1か月近く働いてくれた女子との別れです。彼女は「おてつたび」を通して、式根島の当宿の短期バイトに申し込んでくれました。

ひだぶん総出でお見送り

「おてつたび」とは、人手不足に悩む地方の農家や宿などで「お手伝い(仕事)」をしながら、その地域を旅することができるマッチングサイトです。ただ、旅をするより、働いてお金をもらえ、同時に、より深い旅体験ができるとあって、双方にメリットがあります。式根島初の「おてつたび」とあって、どんな方が来るのか、ドキドキでしたが、なんにでも興味を持って、きびきび働いてくれる21歳の元気女子が来てくれました!

※おてつたびの募集はすでに終わっています。このような内容でした。

さて、オフシーズンのこの時期に、人手が欲しかった理由は、畑仕事を手伝ってほしかったからです。ゲストハウスひだぶんでは、宿泊業のほかに、今ご覧になっている式根島マガジンというメディア運営、さらに、レモングラスを栽培して加工してお茶にする仕事をしています。

このレモングラスは先代のじぃから引き継いだのですが、昨年にパッケージリニューアルをし、バタフライピーとブレンドした新商品も加えて販売したところ、お土産に買ってくださる方が増え、生産が足りなくなってしまったのです。

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そこで、今年はレモングラスの株分けをして増産し、さらにバタフライピーの栽培にも挑戦することにしました。そのためには、畑の敷地を拡げなくてはいけませんでした。おかげで、無事に目的が達成できたので本当に良かったです。

開墾作業に励む一同

あっという間の1か月でしたが、式根島ならではの体験をたくさんできたと思います。温泉、アオムロ釣りに、魚さばき、干物づくり、海苔摘み、海苔干し、式根の郷土料理作り。

毎晩、いろいろな話をしながら食べる、まかないタイムは楽しかったです。これから夢をかなえるために専門の学校へ通うそう。資格がとれたら、ぜひ、式根に遊びに来てほしいですね。

私は式根島から離れられませんから、こうやって縁あって訪れてくれる皆さんのお話を聞くのが大好きです。

そのたびに、100人いれば100通りの人生があるのだなあと感じ入ります。特に、式根島で出会う若者は、積極的に体験したり、学ぶことを厭わず、やりたいことを見つけて向かっていく意気がある方が多い印象があります。貴重な人生のひとときを、式根島で過ごすことで、何かを持ち帰っていただければ嬉しく思う女将でした。