伊豆諸島の航路を担う東海汽船は、報道にある通り一連の不適切事案と行政処分を受け、2026年8月31日東京夜発便から当面の間、予約の変更・取消手数料を徴収しない対応を発表しています。
この点で混乱があるのか、最近、例年より、宿の予約においても候補日を複数予約したままにするケースや、直前のキャンセル、連絡のない不泊、キャンセル料の未払いなどの問題が増えてきた印象があります。この問題を少しでも解消するため、船と宿の取り扱いの違いについて、あらためて確認いたします。
東海汽船のキャンセル無料は乗船券が対象です。
宿泊のキャンセルは各宿の規定が適用されます。
来島される皆様にあらためてお願い
次の3点について、ご協力をお願いいたします。
- 宿泊を取りやめることが決まった時点で、宿泊施設へご連絡ください。
- 利用予定の船が欠航していない場合は、宿泊施設の規定に従って必要であればキャンセル料を支払ってください。
雨天や天気予報を理由に旅行を取りやめた場合でも、船が運航していれば欠航扱いにはなりません。 - 乗船しないことが決まった時点で、船の予約も取り消してください。
島民も船の予約が取れなくなり、必要な通院や用事のための本土の行き来がしづらくなっています。
島の宿は、客室数の限られた小規模な施設が中心です。予約をいただいた時点から、その部屋はほかのお客様へ販売できなくなり、食材の仕入れ、清掃、寝具、送迎、人員配置などの準備も始まります。直前のキャンセルや連絡のない不泊が発生すると、宿に損失が生じるだけでなく、その日に宿泊先を探していたほかのお客様が予約できなくなることもあります。
最後に
太平洋の外海を航行する伊豆諸島航路では、海況によって船が欠航することがままあります。式根島をはじめ、各離島の多くの宿では、船の欠航によって来島できなくなった場合、キャンセル料を請求しない対応が長年続けられてきました。これは、お客様にはどうすることもできない海況によるものであること、また一方では、船の欠航によって島から帰れず、延泊を余儀なくされるお客様もいることを踏まえた対応です。キャンセル料を請求する権利がないためではありません。
「今回は残念でしたが、これに懲りず、また次の機会にお越しください」という思いから、宿側が損失を引き受けてきたものでもあります。
自己都合による直前キャンセルや連絡のない不泊、キャンセル料の未払いが増えれば、宿泊施設側も従来の柔軟な対応を続けることが難しくなります。場合によっては、宿の存続をあきらめてしまうケースも出るかもしれません。
多くのお客様には日頃から誠実にご対応いただいておりますが、あらためてご理解とご協力をお願いいたします。


