
アシタバ

伊豆諸島の特産として知られるセリ科の大型多年草です。「今日摘んでも明日には新しい芽が出る」と言われるほどの旺盛な生命力が名前の由来で、古くから島嶼地域で真夏を除き採取できる食材として重宝されてきました。
茎を折るとにじみ出る鮮やかな黄色の汁には、ポリフェノールの一種である「カルコン(キサントアンゲロール等)」が含まれており、これはシシウド属の中でもアシタバ特有の成分です。式根島では野生の個体が道沿いや山野に自生するほか、各家庭の庭先や畑で栽培され、島の食文化と健康を支える象徴的な植物となっています。
DATA
| 和名 | アシタバ(明日葉) |
| 学名 | Angelica keiskei (Miq.) Koidz. |
| 分類 | セリ科 シシウド属 |
| 大きさ | 0.5m〜1.2m程度 |
| 好む場所 | 暖地の海岸付近 |
| 式根島で見られる場所 | 道沿い、林縁、畑 |
| 分布 | 房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島、小笠原諸島、紀伊半島など |



書いた人

こんにちは。神田外語大学で環境科学と生物学を教えている飯島明子です。学生のころ巻貝の調査で通った式根島に、また訪れるようになりました。島での私のあだ名は「シッタカの姉ちゃん」(磯にすむ小さな巻貝を島ではシッタカと呼びます)。式根島の生き物を紹介しています。
