式根島は梅にウグイスならぬ「桜にメジロ」
穏やかなある日。新島村の鳥「シチトウメジロ」の群れが、河津桜の枝から枝に飛び交い、忙しなく蜜を吸う姿が見えました。式根島の早春の風物詩です。

シチトウメジロ(学名:Zosterops japonicus stejnegeri)は、スズメ目メジロ科に分類される鳥類で、日本固有亜種であるメジロの亜種の一つです。主に伊豆諸島や伊豆半島、三浦半島などに分布し、式根島でメジロと言ったら、このシチトウメジロのことです。
新島村のシンボルマークは、このシチトウメジロがモチーフになっており、愛着のほどがわかります。
通常のメジロよりも、くちばしが長く、足が太いのが特徴で、体長は12cmほど。花に顔を埋めて蜜を吸い、花粉媒介者(ポリネーター)の役割をせっせと務めています。
式根島に限らず、かの昔はメジロを捕まえて、ペットとして愛情を込めて飼育することが普遍的でした。現在、メジロは捕獲および飼育を鳥獣保護管理法で禁止されていますが、今でも、身近な島の鳥として、島民に愛されています。


春に式根島に訪れたら、ぜひ、花咲く木の下で、しばらく「木になって」お過ごしください。きっとシチトウメジロたちが寄ってきてくれます。
鳴き声は「チーチュル」「チー」です。
