今宵もしきねでバエパッチョ自分で釣って、さばいて、飲む!

お盆三巡

式根島3周年

さてさてさて、式根島で過ごす3回目のお盆休みがきました。私が最初に式根島に訪れたのはお盆ですから、この時期は特別な感じがします。

記念すべき?式根島初上陸の回

この時期は私を殺しかねないハンノキアレルギーの心配もなく、安心して滞在できるのが大変ありがたく、連休を全部式根にぶっこめる唯一のタイミングです。なお、正月とGWも長期休暇がありますが、今後は、残念ながら3泊を限度にすることにしました。

今回は高速ジェット船で式根島に向かいます。

荷物を傍らにおける一列座席の座席番号009を引き当てて、出だし上々。今回は諸事情で荷物が多いので助かります。

夜のフエダイ釣り

今回のお盆休みの釣りのミッションは「フエダイ狙い」です。フエダイといえば、私が2回目の来島で釣ったメモリアルフィッシュです。私が初心者釣りセットで華麗にキメたビギナーズラックの顛末はこちらの記事を御覧ください。

式根島2回目の上陸

フエダイ釣りは夜のブッコミ釣りが王道です。ひだぶんの大学生バイト釣り師・ヒデくんもフエダイを狙っていますので、お盆は時間が許す限り一緒に出撃することにしました。

式根島の夏の夜釣り。成果はなくとも、美しい星空と波の音に包まれる至福のひとときです。

その、幸せをぶち壊すのが、悪名高い式根島のオオシキネイタガユカ(?)です。肌を出さなければ大丈夫では?という考えは甘く、ジーンズの上から平気で貫通してきます。こいつに対抗するのは、なるべく効果が強い蚊取り線香を、自陣の四隅に仕掛けて結界を張るよりほかありません。

ちなみに、私が愛用しているのは林業プロ御用達の「森林香」です。よかったらご参考ください。

フエダイ釣りにあたり、いろいろとヒデくんと検討した結果、今回は「そこにいるウツボを全部釣る作戦」を決行しました。フエダイ釣りは、ぶっこみの底釣りで、餌はサバやムロアジの切り身ですから、ウツボが食ってきます。これを片付けないことには、どうにもなりません。

夜の散歩ついでに、私とヒデくんの戦場を見に来る方もいましたが、我々が式根の海から無限に引っこ抜くウツボまたはサメを怖がって、全員、悲鳴を上げて、そそくさと帰っていきました。

結局、何度か出撃しましたが、ウツボとサメ狩りで終わりました。

しまいには、私もヒデくんも最初の当たり1秒でウツボとわかるようになったのですが、研ぎ澄まされたこの感覚が役に立つ日が来るのでしょうか。いずれにしても、この方法はダメです。次回はまた何か考えなくてはいけません。

じぃとの思い出と精霊船

さて、今回は、ゲストハウスひだぶんにとって特別なお盆休みとなります。お盆は、本来ならば毎日満室となる繁忙期のピークですが、今年は2024年8月に亡くなった先代のジィの新盆なのです。そのため、後半はお客さんを断って、親族だけで法要を営むことになったのです。私は、所用があり、特別に滞在させていただくことになりました。

私とひだぶんのじぃの思い出は1つだけです。

あれは、2023年11月にひだぶんに泊まったときのことです。注文した養殖の式根鯛平君を外流しで捌いていたら、音もなくすっと老人が現れて「釣ったか!」と話しかけられました。「注文しました」と答えたら、顔色一つ変えずに、黙って裏ピースをしてその場を去っていきました。それがじぃです。

「はい、釣りました!」と答えたかったですが、こればかりはどうしようもありません。でも、そのおかげで、ひだぶんのじぃの有名な裏ピースを生で見られただけでも今思えばありがたいことです。

振り返ると、私は、去年のお盆休みは足つき桟橋から旅立つ精霊船に出会っていました。

2回目となる昨年のお盆の式根島釣行

まさか、そのお盆休みの直後にジィが亡くなって、翌年に精霊船に乗ることになるとは思っても見ませんでした。今年は海も凪ぎ、無事に精霊流しの儀式がされました。式根島独自の文化が息づくお盆行事については、女将さんのコラムを御覧ください。

私も釣りをしながら、ジィの精霊船が早島に向かって消えていくのを見送れたので良かったです。

実質2年間の出来事ですが、お盆一つとっても、毎年毎年いろいろな出来事があり、マンネリ化にはほど遠い式根島です。これから先も、物語は続きますが、自分主体の事件事故だけは起こさないようにしようと思います。

↑黄色は食べやすく美味しい魚(当社比)

調理のポイント

9泊ともなると、後半は完全に島内の食料で考えることになります。これだけ長期滞在の場合は、調味料もだいぶ使うので、小さいサイズのものを買い集めて持っていくと無駄がありません。そのほかに、グリーンカレーのパックやパエリアの素、トマトソースなどの調理補助既製品やパスタ、ニョッキ、オリーブの瓶、米などがあると便利です。数が多いと重いので、泳ぐ道具などと一緒に宅急便送ってしまうと楽です。

レシピ

真鯛とトマトの冷製パスタ

  1. 真鯛(白身ならなんでも)は下処理して柵にし、薄くスライスする。
  2. トマトは湯剥きして、ざく切りにする。
  3. パスタ(カッペリーニなど細いもの)をアルデンテに茹でて、水にとって熱をとる。
  4. ボールに1と2とみじん切りにしたにんにく、オリーブオイルを全てが浸るほどたっぷり注ぐ。塩を濃いめに入れて、レモンをしぼる。そこに3のパスタを入れて、箸でとろみがつくまで撹拌し、ブラックペッパーを振って出来上がり。ハーブやすりおろしたレモンの皮を添えるとなお良し。
     
    ■ポイント
    式根島自慢の式根鯛平君でぜひ作ってみてください。細いパスタは島では売ってないので、こだわるかたは持参を。
バエパッチョ提唱者

こんにちは。私は、「自分で釣った魚で料理を作って、美味しいお酒を飲むため」に式根島に通っています。この「今宵もしきねでバエパッチョ」が式根で釣りをやってみるきっかけになったり、自炊民の多少の参考になれば幸いです。