タラの芽とは

山菜の王様「タラの芽」は春に伸びだす「タラノキ」の新芽です。春の代表的な山菜として店頭に並ぶほか、和食店で提供されることも多い高級食材です。独特のほろ苦さと香り、コクのあるうま味が最高で、特に天ぷらは絶品。そんな山菜の大御所が、式根島に自生しており、毎春、島民を喜ばせています。

詳しい生態は生物図鑑をどうぞ

春のタラの芽採り

タラノキは日当たりを好み、野原や明るい林の縁、斜面などでよく育ちます。式根島では、貴重な味覚として意図的に保護もされています。

食用になるのは、筆先のような形をした膨らみかけの新芽です。芽が大きく、茎がしっかりしているものが上物です。株を傷めないよう幹を片手で軽く押さえながら、芽の根元をゆっくりと折り取ります。とげがありますので、軍手を着用すると安全です。

これは上物

なお、一番上の芽(頂芽・一番芽)を摘んだら、その下の芽(側芽・二番芽)以降は残しておきます。二番芽以降を採ると木が弱り、場合によっては枯れますので大切な知恵です。

また、多少伸びていてもおいしくいただけます。

式根島では、タラの芽は収穫時期が重なる明日葉やふきんとうと並んで、春の三大山菜となっています。

タラの芽の食べ方

タラノメは山菜の中では比較的アクが少なく、扱いやすいのが魅力です。根元にある茶色い皮の部分(はかま)を指やナイフで取り除いて、軽く洗えば下処理完了です。天ぷらにする場合は、このまま揚げることができます。お浸しや和え物にする場合は、塩を加えた熱湯で2〜3分茹で、水にさらしてアクを抜くとよいでしょう。

タラノメの天ぷら

タラノメの美味しさを最大限に引き出すなら、やはり天ぷらが一番です。サクッとした衣の中から、春の香りとほのかな苦味が広がります。シンプルに塩を少しつけていただきます。

最後に

式根島の山や土地はほとんどが島民の私有地です。無断立入りや植物採取はできませんのでご注意ください。