
ヤマザクラ

日本に9種自生する野生のサクラの1種。ソメイヨシノが普及する明治時代以前は「サクラ」といえばこの種を指しました。最大の特徴は、花と同時に赤茶色の若葉が展開すること。葉の裏面は白っぽく、花柄や萼(がく)、葉などに毛がありません。個体ごとに遺伝的な差異があるため、同じ場所に生えていても開花時期がずれることがあります。ヤマザクラは高さ10mを越えるまで成長し、100年以上も生きる長寿な落葉高木です。
個体差が愛しい野生のサクラ
DATA
| 和名 | ヤマザクラ(山桜) |
| 学名 | Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba var. jamasakura |
| 分類 | バラ科 Rosaceae |
| 大きさ | 樹高15 ~25m |
| 好む場所 | 明るく開けたところ |
| 式根島で見られる場所 | 海岸に近い林、森を切り拓いたところなど |
| 分布 | 東北南部、北陸地方以西の山地に自生 |

書いた人

こんにちは。神田外語大学で環境科学と生物学を教えている飯島明子です。学生のころ巻貝の調査で通った式根島に、また訪れるようになりました。島での私のあだ名は「シッタカの姉ちゃん」(磯にすむ小さな巻貝を島ではシッタカと呼びます)。式根島の生き物を紹介しています。
