
イヌビワ(カーグルミ)

イチジクの仲間の落葉低木。雌雄異株で7月~8月に雌の木に小さないちじく状の実(正しくは花嚢)をつけ、黒紫色に熟す。式根島では食べ物がない時代、これを「カーグルミ、山イチジク」としておやつに食べていた。酸味はなく、うっすら甘みがある程度の淡い味わい。枝や葉を折ると、イチジクのように乳液が出る。また、アオバハゴロモ(式根島方言:ハトポッポ)がつくことが多い。雄株の花嚢にはイヌビワコバチが共生する。
DATA
| 和名 | イヌビワ |
| 学名 | Ficus erecta Thunb. var. erecta |
| 分類 | クワ科 Moraceae |
| 大きさ | 樹高 5 m、熟した実(花嚢)は径約2 cm |
| 好む場所 | 低地の林内、林縁 |
| 式根島で見られる場所 | 林縁、海岸、家の周辺 |
| 分布 | 関東以西~沖縄、伊豆諸島、韓国(済州島)、台湾 |



参考文献
書いた人

こんにちは。神田外語大学で環境科学と生物学を教えている飯島明子です。学生のころ巻貝の調査で通った式根島に、また訪れるようになりました。島での私のあだ名は「シッタカの姉ちゃん」(磯にすむ小さな巻貝を島ではシッタカと呼びます)。式根島の生き物を紹介しています。
