
あなたに逢いたくて
オフシーズンの式根島
季節の巡りは早いもので、あっという間に10月となり、式根島もオフシーズンです。釣り師としては「コッカラッス!」と言ったところでして、桟橋で干からびることなく、蚊に猛攻されることなく釣りができる良い季節になりました。というわけで、勇んで10月の3連休に有給を2日追加して贅沢4泊の式根島です。
さるびあ丸の出航を待つ竹芝客船ターミナルも釣り師の姿が目につきます。

夜風が爽やかなので、久しぶりに甲板に出てみました。

そして、いつも通り爆睡して、新島に到着する頃、目を覚ましました。

「式根島まで9時間もかけて、しょっちゅう行くの大変じゃないですか?」と言う方もいますが、私にしてみれば規則正しく23時頃に寝て、目を開けたら、到着30分前ですから「遠い」という感覚はありません。むしろ毎日の出勤も勝手に運ばれて、オフィスの入口で目を覚ましたいものです。

うねりはありますが、式根島の上には青空が広がっていました。
所用あれこれ
さて、今回は(も)、釣りは二の次で、やることがたくさんあります。式根島は来れば来るほど忙しくなる不思議な島であります。何をしていたかというと、アメリカ芋の栽培の様子をみたり、ヤマちゃんの案内で丸根が浜を見分したり、黒曜石を見つけたり、椎の実を拾ったり、昔、柏餅のように団子を包んでいた「団子っ葉」を探したり、きのこを観察したり、カボチャのチーズケーキ・アメリカ芋やバナナ紅茶のパウンドケーキを焼いたりしました。式根島はいろいろなことができる島なのです。
そもそも、海況が悪く桟橋は波を被りがちだったので、やることが多いくらいでちょうどよかったです。









連日こんな様子で、微妙に釣りになりません。
あなたに逢いたくて
3日目。ようやく海も落ち着いたので、本腰入れて釣りをしました。オフシーズンの平日ですから、観光客はおらず、桟橋イツメンの島民の皆さんと世間話をしながら和気あいあいと釣りを楽しみます。

小潮でほとんど動かないタラ~ッとした潮ですが、15時の潮止まりのあと、立て続けにイスズミとまあまあのアカハタが釣れました。


その時です。3、40m先で、同じ釣法の島民Tさんに大きな当たりが入ったのを見ました。
「あーダメだ!」残念ながら、のらなかったようですが、あの当たりはもしや…。
私はおしゃべりをやめて、新しい餌に付け替えて竿を持ち直して集中しました。まもなく、前当たりらしいものなく、突然、竿先が真下に舞いました。懐かしい感触です。調子を合わせて、強い突っ込みを2、3回いなすと、諦めたようにそれはおとなしく上がってきました。
そうです。ようやく、8月から狙っていたフエダイと再会できたのです。

先に当たった島民Tさんが「オレの当たりみて本気になっただろ!」と笑っています。式根島の桟橋は様々な高級魚が釣れますが、市場なら1匹3万円は下らないフエダイは誰にとっても嬉しい釣果。サイズ43cmとまあまあです。

あれほど夜釣りで頑張ったのに、結局、真っ昼間に釣れてしまいました。あっけないものです。
振り返ると夏の夜釣りで釣れなかったのは、単純に釣座に座っている時間が数時間と短いことが敗因だと思います。なんだかんだ、底物の釣りの時合なんて、少なくとも私には予測できません。かけてから上げるまでは自己責任ですが、結局、釣れる時(時合)が来たときに釣座にいるかいないかなのです。ただ、ターゲットが上がっている時期はチャンスです。釣りたいならば駆けつけて釣るのが正義です。
実はこの前の週も知人が桟橋でフエダイを上げております。
今週は私ということになります。
まだまだいける気がしたので、別の知人に状況を伝えると、翌週一番大きなフエダイを仕留めました。
三週連続でフエダイの釣果が掲載される式根島。
というわけで、この夏狙っていたフエダイのミッションは達成することが出来ました。1回目は朝の7時に釣り、2回目はおやつの3時の時間。
来年はもう少し戦略的にやっていきたいものです。ひとまず、釣りをする時間をたっぷりとることから始めます。夜釣りをするならば、その時の潮にもよりますが、0時まで続けるか、逆に2時から出動するか、いずれの方法をとります。釣れてよかった!!
フエダイ狙いの歴史
初めて釣った時
今年、夜釣りで初めて狙ったお盆
夜釣り2回目
夜釣り3回目
思い出ギャラリー
最後の夜はひだぶんの超常連さんほか、関係者一同で、お隣にあるイタリアンレストラン「こころ」さんに行きました。不定休というか不定オープンで予約を入れられたらラッキーです。初めて伺いましたが、まず、ご主人が島有数の釣り名手ということで、刺盛りがありえない密度です。
95歳のバァもこころのグラタンが大好物。たまにはみんなで台所仕事を放棄して、しけこむのもリフレッシュになってよろしいです。






ボリューミィでイカの墨を使ったメニューなど大変美味でワインがはかどります。ご縁があれば。
今回釣った魚



イスズミ、 フエダイ アカハタ
今回のお料理(4泊分)
今回は宴会料理以外にもスイーツ、ランチと作りまくりです(というより食べまくり)









調理のポイント
珍しいものと言えば、オオモミタケのソテーです。きのこのソテーは、あまりいじらずにたっぷりのオイルで焼き付けるのがポイントです。

オオモミタケはこんなきのこです。



よりぬきレシピ
書いた人

こんにちは。私は、「自分で釣った魚で料理を作って、美味しいお酒を飲むため」に式根島に通っています。この「今宵もしきねでバエパッチョ」が式根で釣りをやってみるきっかけになったり、自炊民の多少の参考になれば幸いです。
