
2026年多事多難初め
2025年最後の島旅
いよいよ、2025年最終便の式根島行きです。今年は、12月27日~1月4日まで8泊9日。例年は年内で帰京しておりましたが、初めて式根島で新年を迎える記念すべき年となります。
多くの帰省客を乗せたさるびあ丸もお正月飾りをあしらって、すでに年末年始モードです。澄み渡る冬の青空に見えるは、ぺっちゃんこの式根島。桟橋にしぶきを上げる白波も、冬の風物詩です。



最近釣りよりも所用が忙しくなっておりますが、一巡すれば落ち着く予定。今回は年末年始の式根島の様子をしっかり見ていきたいと思います。
ちなみに昨年2024年は諸所、事件事故に見舞われながらも(?)31日に引き上げております。
歳末式根島
今回、見聞したことは、おおよそ既に記事になっております。
最大のトピックスは、ひだぶん女将のおみつさんが寝込んでしまったことでしょう。到着初日こそ元気に宴会をしていたものの、翌28日に起きてこないと思ったら、体調不良でダウン。昨年は餅つきエースの次男がぎっくり腰で騒ぎになり(vol.13参照)、今年は女将ぶっ倒れです。ひだぶんに平穏な年末年始が訪れる日は来るのでしょうか。
というわけで、先代女将のバァ95歳が急遽、女将となって現役復帰(!)し、采配を振るって無事に年末の一大イベント餅つきを成功させ、さらに伝統の芋もちまで再現し、勢い余って、昔ながらのアオムロのたたき(練り物)を製造。自然薯名人は今年も島中の正月飾りを一人で作って、神社からお寺、祠まですべて飾り付けに奔走。偶然、ひだぶんで居合わせた可愛いお客様2人を取材に巻き込んで、みやなー聖地巡礼記事が見事に完成などなど、盛りだくさんでした。
上記の記事にないネタを3点ほど書いておきたいと思います。
式根島ニセ札事件
誰でしょうね。こんなものを式根島に持ち込んだのは。

もちろん他意はなかったのですが、このジョークグッズをいたずらっ気の強い数名の島民に見せたのが運の尽き。
最初の被害者は、ちょうど滞在していた宿の女将の孫、小学4年生のボクでした。そのときの様子はいまだに語り草となっており、将来、彼からどんな恨み言を言われるのか、今から恐ろしくてなりません。
島民「お年玉あげる!」
孫くん「えっ! ほんとに?」
島民「ほら、やるよ」
孫くん「ありがと……えっ、あ……あ……ありがとうございますっ!!」
おそらく生まれて初めて、一万円札のお年玉を手にして感極まったのか、彼はいつものやんちゃぶりからは想像もつかないほど恭しく、深々と頭を下げました。そして、あまりのうれしさに、手にした一万円札をもう一度しげしげと眺めた、その瞬間、彼の表情に絶望が浮かびました。
「あ……笑ってる……」
小さな、かすれた声でした。
その場にいた大人たちが、こらえきれず涙を流して笑っていると、95歳のバァだけが、しかめ面で一喝しました。
「誰がこんな悪いものを持ってきただ!」←ごもっとも。
「はい、私です……」と私が白状すると、バァは叱るに叱れず「なんでまた……」と哀しそうにつぶやきました。
そもそも私は、ニセ札で子どもをだまそうと思って持ってきたわけではありません。別のことに使うために用意したものだったのですが、たまたま年末であり、悪ノリした島民にお年玉として悪用されてしまったのです。とはいえ、持ち込んだ責任は重々感じております。
その後も、このニセ札を持ち帰った島民が自分の孫にあげたり、しまいには息子のお嫁さんに渡したり、果ては、島の商店にまで持ち込み……。
これが「式根島ニセ札事件」の全貌です。
さすがに、島の商店の皆さんはすぐ見破り、冗談として笑ってくださったようですが、年末年始のお忙しいところ、大変申し訳ございませんでした。
高級シャンパン福袋事件
初めて、ひだぶんの年末年始に参加させていただくにあたり、多少の余興になればと私は「高級シャンパン福袋」を持ち込んでいました。「高級シャンパン福袋」とは、式根島にも届くこととラインナップが気に入ってよく利用している楽天のワイン&ワインセラー専科さんの福袋です。要するに買った値段より高いものが入っているかもしれない、という新春にふさわしい楽しい企画です。
おいしいお酒に目がないヤマちゃんは年の瀬から早く開封したくて、ウズウズ、落ち着きがありません。あきれて「もう開けていいですよ」というと、さっそく開封の儀が始まりました。出てきたのは…?
福袋シャンパンだと思っていた箱は、前に買ったブイヤベースのルイユ用のリキュール「リカール Ricard」でした!見当たらないと思ったら…そこにあったんか!これはこれで、本場プロヴァンス地方のブイヤベースには欠かせないマルセイユ発祥のパスティスなのですが、正月にお呼びではありません。
捜索をして見つけた本物のシャンパン福袋を冷やして、ちゃんと元日に開封の儀をやり直しました。
結果は、銅賞(15,400円相当:プレスティージュ・デ・サクレ キュヴェ・グルナ 2015)。
特賞(約7〜10万円)や金賞(約4万円)には届きませんでしたが、購入金額8,888円を上回り、銅賞の中では上位クラス。OKOKです。
ヤマちゃんは当選金額に応じた「喜びの舞」を踊ってくれるはずだったのですが、いざ、シャンパンを前にすると、そんな約束はすっかり忘れて乾杯を急ぎます。
何はともあれ、新年の乾杯が華やいで良かったです。すっかりこの企画が気に入った女将さんも「来年は私も買うわ」とのことなので、私と揃って2つの福袋が登場することになります。この企画はさらにパワーアップしており、40万円や30万円といった、とんでもない特賞も用意されています。来年が今から楽しみです。
救急車事件
式根島帰りに救急車といえば、「Vol.005|いちばん長い帰りみち」の回が記憶に新しいのですが、とうとう自分が主役になってしまいました。
長期滞在でのんびり過ごしていた1月3日。宿のダイニングのソファーで寝っ転がってスマホを見ていた時のこと(実家モード)。玄関が開き、誰かが入ってきた瞬間に激しい喘息発作が勃発。風邪の兆候はなく、花粉(オオバヤシャブシ)の時期には早いと違和感を覚えつつ抗ヒスタミン剤を服用し、吸入をしたものの、咳き込みが止まりません。そのうち激しい動悸に襲われ、脈が明らかに乱れ始めました。
年100日ペースで山を歩き、スポーツ心臓由来の徐脈はあっても不整脈の指摘は受けたことがなかったため、さすがに「これはまずい」と焦りが募ります。ひだぶんの面々も「なんで???」と驚いています。
翌日の出立時は「星に願い」コーナー担当の手塚サンが同じさるびあ丸ですので、荷物を持ってもらい、後ろを振り向くこともできないまま、ぜいぜいと乗船。そのまま特2のベッドに倒れこむと、激しい喘息発作と戦う羽目になりました。ようやく大島へ着き、乗り換えたジェット船では、周囲を不安にさせないよう「喘息発作中で咳が出ますが、感染症ではありません」とメモを提示して耐えました。
竹芝について山手線に乗り、東京駅から中央線グリーン車で移動して安静に努めたものの、最寄り駅で下車した直後、立っていられないほどの動悸に襲われ歩行不能に。結局、無念ながら、駅員に相談して救急相談(#7119)に連絡し、自ら救急車を要請しました。救急車内で心電図をとると脈がだいぶ乱れ飛んでいましたが、救命士からは「危険なタイプではないので安心してください」と言われ、ひとまず安心。搬送先の救急病院での確定診断は、「激しい喘息発作を起こした状態で、重い荷物を背負って移動した負荷による不整脈」でした。
自分では軽いと思っていた荷物も、看護師さんから「重っ!」と驚かれたため、感覚が麻痺していたようです。とにかく、病院に迎えに来てくれた画伯に連れられて無事に帰宅。人生初の救急車は大事に至らず、まずは何よりでした。
しかしこれでは、来年から年末年始の式根島も4泊以上はやめたほうがいいということになります。さて、どうすっぺ。
本年の釣り初め
最後に今年を占う2026年のファーストフィッシュについてお知らせしたいと思います。それは

なお、2025年最後に釣った魚…魚?はマダラエイであったことも付記いたします。
エイに終わり、エイに始まる。
以上。
昨年はこいつ
P.S その他ちょろっとしたものも釣り、以下記事で触れています
思い出ギャラリー

今回釣った魚
アカハタ オジサン ムロアジ マダラエイ イズヒメエイ
↑黄色は食べやすく美味しい魚(当社比)
今回のお料理(8泊分)
だいぶ撮り忘れました














ひだぶんのごちそう
年末年始の大御馳走が並んでいましたので、そちらもチラリ。体調を崩した女将さんも30日に復活して間に合わせてました。さすが!





よりぬきレシピ
書いた人

こんにちは。私は、「自分で釣った魚で料理を作って、美味しいお酒を飲むため」に式根島に通っています。この「今宵もしきねでバエパッチョ」が式根で釣りをやってみるきっかけになったり、自炊民の多少の参考になれば幸いです。


