
板子一枚
4月になりました。重大なミッションがあり、2週目に有休を2日叩き込んでの式根島行きです。しかし、波模様がこのありさま。大型客船が欠航になってしまいました。

そこで、海難法師の祟りのおかげで、すっかり身近に感じるようになった飛行機を使い、式根島に向かうことにしました。

天気がよいけど、海が荒れている、というときは飛行機は有効ですが、新島から式根島に渡る「連絡船にしき」が欠航レベルですと、意味がありませんのでご注意ください。新島ー利島あたりが揺れることが多い航路であり、「連絡船にしき」は生活の足でもあり、欠航をなるべくしないよう奮闘しております。
さて、飛行場で合流したのは旅から戻る山ちゃんです。式根島まで同行二人です。


前回のフライトは左列の席でしたが、今回は右列になりました。右列から見おろした風景が撮影できて、これはラッキー。隣は山ちゃんです。

右列は島々が見えないので、わりと地味な風景が続きますが、富士山が良く見えます。丹沢あたりの稜線が前景だと思いますが、見えている山はほとんど歩いてるはずです。ちなみに富士山は2回上っており、うち1回はソロの弾丸登山です。弾丸というか、富士山は五合目からせいぜい1450mくらいのアップダウンなので、健脚コースの登山と大差ありません。富士山は、日頃から山をやっているなら、山頂部で空気が薄いものの十分に日帰りで往復できる山です。それよりも思い出深いのは吉田から須走を六合目あたりでつなぐコノスジ中途道や御中道の大沢崩れ、奥庭から精進湖まで続く精進口ルートです。富士山の山歩きは山頂以外に多彩な魅力と歴史文化があるのです。話がずれました。

ぺっちゃんこの式根島の姿を見られるのも右列の醍醐味でしょう。調布飛行場からの飛行機アクセスについては、以下の記事をご参照ください。
何事もなく新島空港に着陸。私の場合、竹芝より調布のほうがよっぽど近いので、飛行機ですと、サクサク感が違います。空港に着いたら山ちゃんと徒歩で新島港船客待合所に移動。

特にやることもないので、昼間からビールを飲んで11:20分発の連絡船にしきを待ちます。





そうこうして、無事に式根島到着。新島から式根島に入港する3分くらいを動画撮影してみましたので、興味がある方はご覧ください。
ようやく到着した山ちゃんと私を女将が迎えました。私はさっそく、約束をしていた山菜名人と山菜狩りに出かけました。物流が途絶えることが日常的であった離島の暮らしゆえ、自給自足的な生活が長く続き、島民は島に自生する様々な自然の恵みをいただく生活を長くしていました。その食文化を追体験して記録しておくことは、今となっては式根島マガジンの重要な役割になっています。
山菜名人が自宅に「新島から分けてもらったぶどうを植えている」というので見せてもらいました。

このぶどうの新芽も食べられますので、少しもらって、その夜にほかの山菜と一緒に天ぷらにして名人と一緒に食べました。

頼んだ式根鯛平君も立派な真子(卵)が出てきて、まさに「春」を感じます。

タカベ漁
今回、飛行機に乗ってでも訪れた理由は「タカベ漁」の同行のためです。日ごろからひだぶんと懇意の漁師さんは式根島で最後のタカベ漁師で、その伝統漁を見せてもらうことになっていたのです。タカベ漁は4月~9月の月が暗い凪の夜にしか出られません。昨年から考えていましたが、タイミングを合いませんでした。今年は早々にチャンスが来たので、張り切って来島した次第です。

取材は式根島近辺で最も潮が流れる鵜渡根島で行われました。私は船に酔ったことがないので薬も飲まずに余裕かましていたら、立ち寄った新島の若郷漁港を出た後で急変し、完全に船酔いモードになってしまいました。さすが漁船、想定外です(←想定しろよ)。漁師さんに薬をもらって、死ぬ思い(つまり連続嘔吐)をしながら何とか撮影したあと、展開を予期していた漁師さんが敷いていた段ボールに横になって爆睡し、気づいたら野伏港に帰還しているというありさま。漁師さんが「船で熟睡できるのすごいな!」と褒めて?くれました。

決死のレポートはこちらをご覧ください。終わってみれば、きちんと取材ができております(笑)
今回の釣り
3泊4日の間に、2回ほど短時間ですが釣りをすることができました。狙いはもちろんイシガキダイです。しかし上がってくるのはいつもの。


これだから「ウツボちゃん」などというあだ名で呼ばれるようになるのです。憮然としながら針を外していると、眺めている人が「食べてみたい」というので、2匹ともお嫁入り?していきました。食べるならばと、危なくないように頭を切り落として血抜きをして「どうぞ」とあげたら、「あ、ありがとうございます!」とお礼を言われました。経験上、ウツボは血抜きをすることで身の色が全く変わりますので、できればその場で血抜きをしっかりしたほうが良いと思います。

※この記事を読んで、私に気軽に「ウツボをください」と言わないようにお願いします。
また、今回因縁の?タカベをカゴ釣りで獲ってしまいました!私の男仕掛けに食ってくる珍しいタカベをご覧ください。25㎝くらいある食いしん坊です。

というわけで、ちょっと散漫な式根の3泊4日ですが、例によって撮れ高はばっちり。大満足です。
思い出ギャラリー
計算し尽くした珠玉のカメラワークをぜひご覧ください。
今回釣った魚







イスズミ、ウツボ、エソ、スズメダイ、タカベ、ムロアジ
今回のお料理(3泊分)
今回は夜なべ取材をしたりで、あまり料理をしませんでした。クサヤとタカベは女将提供です。







よりぬきレシピ
書いた人

こんにちは。私は、「自分で釣った魚で料理を作って、美味しいお酒を飲むため」に式根島に通っています。この「今宵もしきねでバエパッチョ」が式根で釣りをやってみるきっかけになったり、自炊民の多少の参考になれば幸いです。


